小型特殊自動車免許を取得したので、費用や勉強方法を解説してみた!

公的機関が発行する顔写真付き身分証明書が欲しくて、小型特殊自動車免許を取得しました!

小型特殊自動車免許とは何なのか?費用は?そして勉強方法は?など、多くの方々が持つ疑問を私の体験談をもとに解説していきたいと思います。

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小型特殊自動車免許を取得する意義

小型特殊自動車免許とは、小型特殊自動車を公道で走行することを許可する運転免許のことです。次項で解説しますがたいした乗り物には乗れません。そんな運転免許証を取得する意義はあるのでしょうか?

それは、公的機関が発行する顔写真付き身分証明証を取得できる、ということです。

公的機関が発行する顔写真付き身分証明証って実はあんまり数多くありません。代表的なものでいうとパスポート、マイナンバーカード、運転免許証の3つでしょうか。

バイトや売買契約など、公的機関が発行する顔写真付き身分証明証をもっていないとかなり面倒であったり、あるいは受け付けてくれない場合もあります。後は、そういった身分証明証をもっているだけで社会的信用度も高まるなどメリットは大有りです。

だったら、わざわざ運転免許証じゃなくてもパスポートかマイナンバーカードでいいじゃんって思いますよね。ただ、これら2つにはちょっとしたデメリットがあります。

まずパスポート。正式には「日本国旅券」のことですが、最大のデメリットは手数料が高いということです。どのくらいかかるのか表にまとめてみました。

新規申請
切替申請
10年用 16,000円
5年用 申請時に12歳以上 11,000円
申請時に12歳未満 6,000円

いや、高すぎです。海外出張へ行かれる方や海外旅行をされる方であれば、取得する必要があるので持っていらっしゃると思いますが、まったくそのような予定すらない人からすれば、ただの高い買い物です。そして、申請してから交付されるまで平均約1週間かかります。急ぎの際にはまったく役に立ちません。

ならば、マイナンバーカードがよさそうです。確かに、初回発行の場合は一切手数料はかからず無料でなおかつ簡単に発行できます。ただ、このマイナンバーカードも少しばかり問題があります。それは、申請してから交付されるまで平均で約2ヶ月かかるということです。さすがに遅すぎです。

そこで最後の選択肢として残ったのは「運転免許証」です。ただ運転免許の取得は大変そうです。自動車教習所に通ったり、時間も要したり…

ただ「小型特殊自動車免許」であれば、そういった心配は一切無用です! 小型特殊自動車免許は、学科試験のみ!即日発行!そしてお安い!の3本柱でいわば英検みたいなものです。時間的なコストや費用的なコストからみて、小型特殊自動車免許はコスパが良いのです。

小型特殊自動車とは?

ではさっそくですが、小型特殊自動車とは何なのでしょうか? 道路運送車両法及び道路交通法における「小型特殊自動車」の定義は以下の通りです。

  1. 国土交通大臣の指定する特殊な構造を有する自動車のうち、最高速度が15km/h、全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下のもの
  2. 国土交通大臣の指定する特殊な構造を有する自動車のうち、最高速度が15km/h、全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高はヘッドガード等の高さ2.8m以下でヘッドガード等を除いた部分は2.0m以下のもの

わかりやすく表にまとめてみました。

全長 4.7m以下
全幅 1.7m以下
全高 2.0m以下
ヘッドガード等の高さ2.8m以下でヘッドガード等を除いた部分が2.0m以下
最高速度 15km/h
総排気量 制限なし

いくら表にまとめてもピンと来ませんよね(笑)

実際にどういった乗り物を運転できるのか、何枚か画像で紹介します。でも学科試験ではばっちり出題されるので覚えてくださいね!

画像出典:Wikipedia

まずは、お馴染みのトラクターです。あれトラクターって免許必要だっけ?ということですが、公道を走らなければ不要です。と言うか、そもそも全ての自動車は原則として公道を走らなければ運転免許は不要です。運転免許がないのにサーキット場で運転できるのがわかりやすい一例ですね。

田舎の方へ行くと、農家のおっちゃんがトラクターで公道を走っているのをたまに見かけます。

画像出典:Wikipedia

これは、築地市場でよく見けかるやつですね! こちらはターレットトラックという乗り物です。早朝に築地市場へ行くと、魚屋のおっちゃんたちがこれに乗って新鮮な魚介類を運搬しているを見ることができますよ!

小型特殊自動車免許の受験資格と費用と持ち物

受験資格

小型特殊自動車免許の受験資格は次の通りです。

  1. 満16歳以上であること
  2. 視力が両眼で0.5以上であること(片眼が見えない場合は、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上であること)

ざっとこんなものです。ちなみに視力が不十分の場合は眼鏡やコンタクトでもOKです!

費用

手数料は以下の表の通りです。全国共通です。

手数料 (非課税) 試験手数料 1,500円
交付手数料 2,050円
合計 3,550円

また、勉強に必要な教材を購入する場合は別途必要です。勉強方法については、次項で解説します。

持ち物

  • 本人確認書類
  • 本籍(外国籍の方は国籍)が記載されている住民票の写し(原本)
  • 申請用写真(縦3.0cm×横2.4cmで6か月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景のもの)
  • 筆記用具(HBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、黒ボールペン、印鑑等)
  • 手数料(3,550円)

都道府県によって、認められる本人確認書類や申請用写真の枚数などは異なりますので、必ず受験される都道府県警察のホームページでご確認ください。

試験内容と勉強方法

そして気になる試験内容ですが、小型特殊自動車も道路交通法の適用を受ける自動車なので、基本的に普通自動車や原動機付自転車の学科試験の問題と変わりません。ただし、全問題のうち1割程度は、「小型特殊自動車とは?」で解説したような小型特殊自動車に関する問題が出題されます。

問題数は全50問で、合格基準は正答率が90%以上です。小型特殊自動車に関する問題が出題されること想定して、改めて小型特殊自動車の特徴をまとめておきます。

全長 4.7m以下
全幅 1.7m以下
全高 2.0m以下
ヘッドガード等の高さ2.8m以下でヘッドガード等を除いた部分が2.0m以下
最高速度 15km/h以下
総排気量 制限なし
定員 1人(ただし、2人乗りができる場合に限り2人まで可)
最大積載量 500kg
牽引可能台数 1台まで
強制保険(自賠責) 必須加入(ただし、農耕作業用は不要)
車検 不要

最後に勉強方法ですが、英検や漢検と同様、教本や問題集を購入して勉強しましょう。ただし、小型特殊自動車免許のニーズがあまりないせいか、小型特殊自動車用の教本や問題集は存在しませんので普通自動車や原動機付自転車の教本や問題集で代用しましょう。

学科試験のほとんどは道路交通法に関する問題なので、代用しても問題はありません。また、わずかですが、運転免許区分の解説のページに小型特殊自動車に関する記述が載っています。

学科試験は合格するまで何度でも受験できますが、その度に試験手数料を取られるので、1回で合格できるように頑張りましょう。ひっかけ問題もありますので、勉強して完璧だなと思ったら受験するようにしましょう。

頑張れば早くて3日、遅くても1週間以内には勉強を終わらせることができるでしょう。基本的に平日であればいつでも受験できます。

実際に受験してみての所感

私も実際に免許センターに行って受験しましたが、小型特殊免許の場合、受ける人数が少ないので案内がなく焦りました。私が受験した日は、私を含めて2人だけでした。なので基本的には、原付免許を受験する人と一緒に行動することになります。もちろん問題冊子は異なりますが、試験会場も同じ部屋でした。

そして、合格してからの待ち時間がとにかく長い。免許証の発行も原付免許の受験者と同じタイミングだったのですが、原付免許の場合実技試験がありますので、それをひたすら待っていなければならず辛かったです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
勉強する手間や時間は多少かかりますが、お金がかかるパスポートや時間がかかるマイナンバーカードに比べれば、金銭的なコスパと時間的なコスパは決して悪くはないと思います。

世の中にはこういう方法で、公的機関が発行する顔写真付き身分証明証を取得できるっていうことを、知っていただければ幸いです。

p.s. 小型特殊自動車免許はかなりレアなので自慢することもできますよ笑

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