クリぼっちがクリスマスの聖夜に横浜みなとみらいに潜入した件

 クリスマス。それは、イエス・キリストの降誕を祝う日、いや、日本にとってはカップルが卑しく過ごすための日というのだろうか。
 そんなクリスマスの聖夜に多くのカップルが集う「横浜みなとみらい」へ、クリぼっちの連中とメンタルをボコボコにされに行ってきたので、そのリポートをしたいと思う。

腹が減っては戦ができぬ、まずは腹ごしらえから

 もしかしたら、今日が命日になるかもしれない、と思った我らクリぼっち隊は、せめて洒落たモノを何か食べようと、みなとみらいのクイーンズイーストにある、アメリカ発祥のファストカジュアルレストラン「シェイク・シャック」に立ち寄った。
 店内はおしゃれそのもの。フラットなデザインを基調としており、私の好みにマッチしていて非常に好感を持てた。ブランドを売っているのか、スターバックスのように限定グッズなども販売されていた。
 クリぼっち隊が注文したのは、シェイク・シャックのメインメニューである「シャックバーガー」(680円+税)とサイドメニューの「フライ(ポテト)」(280円+税)。シェイク・シャックではセットメニューが用意されていないので、それぞれ単品で注文する形になる。
 こちらが、注文したディッシュ。

 「シャックバーガー」は、ビーフパティ、レタス、トマト、そして特性のシャックソースと具材はシンプルにもかかわらず、満足感はかなり高い。というのも、ビーフパティのクオリティが高く肉肉しくて美味しかったのだ。思わず、クア・アイナのハンバーガーを彷彿とさせられた。
 1時間ほど「恋愛」をテーマに議論した後、店を出て、日の入りを待ちながらコスモワールドの方へ向かっていると、さっそく仲睦まじいカップルを発見した。なんというか、非常に幸せそうだった。

いよいよ、聖夜の幕開けだ

 日が沈むと、カップルがチラホラ目立ってきた。どこかにカップルの量産工場でもあるのだろうか。国際橋を歩いていると、量産化されたカップルの渋滞に巻き込まれてしまった。
 憎いぞ!カップルども! ひとまず、この場から早く抜けたいと、国際橋を渡ってすぐに橋下に降りた。国際橋下の川沿いのフェンスに寄っ掛かって徐にビル群を見上げると、美しい夜景に心を奪われた。
 何と言うか、この時ばかりは精神状態が安定して非常に気分が良かった。この貴重な時を大切にしたいと、心静かに一眼レフカメラを取り出してシャッターを切ることにした。


 これがいわゆる「#ファインダー越しの私の世界」というやつか。カップルの下心満載の濁ったレンズとは違う、純粋な心の透き通ったレンズで見た世界。非常に美しいではないか。
 クリスマス&カップルの最高峰聖地、赤レンガ倉庫へと向かっていると、運河パークでキャンドルの集合体を発見! もはや、カップルたちのことなど忘れて、夢中に写真を撮っている我らクリぼっち隊。いや、めちゃめちゃキレイじゃん!!

聖夜の赤レンガ倉庫は地獄の極み

 いよいよ、メインスポットの赤レンガ倉庫に到着した。まず、見えたのはスケートリンク。こちらは「Art Rink in 横浜赤レンガ倉庫」と呼ばれるイベントで毎年開催されている。入場料は、高校生以上の大人で500円とお手頃価格。ちなみに、スケート用の靴も500円で貸出されているので手ぶらで参加できる。
 どうせカップルたちがイチャイチャと騒いでいるだけだと思っていたが、意外にそうでもない。もちろん一定数のカップルはいるが、それ以上に多かったのが “普通に” スケートを楽しむ人たちだ。特に目立ったのは、4,5人1組の女子たち。あわよくば、このスケートリンクで男をゲット!と考えているのかと思いきや、そうでもなさそうだ。滑ってコケて笑ったりしていて、見てて面白い。
 ところが、楽しめたのも束の間。メインイベントの「クリスマスマーケット」会場は人でごった返していた。もちろん、この渋滞を形成していたのはカップルどもだ。入場して8.6秒で疲れてしまった。どうせなら、バズーカーでも投げてやればよかった笑

 それにしても出店が多い。時間もちょうど夕飯時だったので、クリスマスらしいディナーにしようかと周囲を徘徊。エルディンガーハウスというお店で、クリスマスチキンをはじめ、ソーセージやシチュー、マッシュポテトからデザートまでついて3,000円のパーティセットを発見!
 これにしよう!と注文すると、「在庫がありません!」と冷たく突き飛ばされた。忙しいのだろうか?それとも、クリスマスにこんなところでアルバイトしている自分が惨めに思えたのだろうか? いや分かるわ、その気持ち。まあ、おそらく前者だろうけれど。
 他の店も狙って探して見るものの、あっちこっちで売り切れが続出。最終的に注文したのは、ハッカー・プショール ダイニングのソーセージセット(1,300円)。


 もはや、クリスマスらしさは皆無に等しいが、腹は満たせた。カップルの集団に囲まれながらの食事はなかなかつらいもので、出来たての料理のはずが、カップルの愛との温度差のせいか冷たく感じて、なんというか、虚しい食事になってしまった。
 その時、ふと海を眺めると、向かいの大さん橋でカップルがたくさん見えるではないか! たしかあそこは、キススポットのはず! 夜もふけ、ほどよい暗さを良いことに、カップルのチューチュー病が発病するはずだ。これは行くしかないぞ!ヤケだ!乗り込んでやるぜ!!

大さん橋は雰囲気良し! 瞑想に最&高!

 昼と違って、夜の大さん橋は静寂に包まれていた。聖夜なのでカップルが目立つが、みな静かに横浜みなとみらいの夜景を鑑賞しながら、物思いに耽けていた。年齢層が少し高く、赤レンガ倉庫のカップルの雰囲気とは違って、上品さを感じた。
 こちらは、大さん橋から一望した「横浜みなとみらい」

 何度も言うが、横浜みなとみらいの夜って本当に美しい…
 我々も瞑想に耽けようと、カップルがたくさんいる中、隙間にお邪魔してフェンスに寄っかかった。とは言っても、我らクリぼっち隊には一緒に夜景を眺める相手がいるわけではない。すると、1人が音楽を聴き始めた。続々と他の人たちも、それぞれの世界に入り込んでいったので、私もイヤホンを取り出して聴くことにした。
 私がチョイスした曲は、back numberの「クリスマスソング」。いやいや、ぼっちがそんなのこんな日に聴いたら、泣くにきまってるやん!!!
 いや、もう良いんだ。分かってるよ。。。
 とは言うものの、さすがに公共の場で涙するわけにはいかず、必死に堪えながらも、心の中は洪水状態だった。

聞こえるまで 何度だって言うよ
君が好きだ

『クリスマスソング』back number

 沁みるね。いや、別に失恋したわけじゃないし、好きな人に「好き!」といえばよかったという後悔があったわけじゃないけど、いざ、そういう局面に自分がいたとして考えるとなると切ない。。
 まあ、あれだ。リア充が感じることのない、愛情不足っていうやつだ。私は恋愛「したい」という願望がない変わり者だが、とは言え、愛情不足の悲しみはつらい。わがままな奴だな、自分。

恋愛しない若者の実態 「恋愛はめんどくさい」→「恋愛するヒマがない」
 そこの恋人たちよ。今の恋を大切にしろよな。

時遅しの「山下公園」、恵みの雨が切ない

 最後に、クリぼっち隊が向かったのは、大さん橋の隣にある「山下公園」。こちらはデートスポットとして有名だけあって、たくさんあるベンチはどこもカップルで満席だろうと思っていたが、全然そんなことはなかった。
 というのも、我々が山下公園に到着したのは22時半頃。おまけに雨もポツポツと降っていた。そりゃ、そんな時にカップルたちがいるわけないよな。今頃は宿に到着した頃だろう。
 にしても、1組ぐらい居ても良いもんだが、本当にいない。なんか、切なくて、雨に濡れて寒くて、今更だが、私たちは一体なにをしているのだろうか、と無性に泣きそうになった。

 普段は楽しい横浜みなとみらいも、聖夜にクリぼっちが乗り込むと、もう別世界だ。
 メンタルはボコボコにやられるし、費用対効果は最悪だ。やっぱり、恋人と行って楽しまないとな。
 さて、恋人を作ろうか(笑)