【スマホの疑問】「月月割」「毎月割」「月々サポート」とは何なの?途中解約したら高額請求!?

 NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアで新しくスマートフォンを購入すると、必ず出てくる言葉があります。それは、「月々サポート」「毎月割」「月月割」 です。キャリア(携帯電話会社)によって呼び方が異なりますが、全て同じ割引サービスの1つです。
 「一度は聞いたことがあるけど、あんまりよく理解していないなぁ」 と感じている方!実はこれらの割引サービスには、ちょっとした落とし穴があります。もし、途中で解約しようものなら、高額請求の恐れもあるのです!
 今回は、この 「月々サポート」「毎月割」「月月割」 について、詳しく解説していきたいと思います。

「月々サポート」「毎月割」「月月割」 って何?

 「月々サポート」「毎月割」「月月割」 とは、新しくスマートフォンやガラケーなどの端末を購入された方を対象に、ある一定額を毎月の利用料金から割引をする、端末購入の負担軽減を目的としたサービスです。
 指定料金プランなどに加入しなければならないという条件がありますが、おおよそ大半の方が対象となります。(対象外のプラン:1GBプランなど)
 それぞれの呼び方についてですが、NTTドコモが「月々サポート」、auが「毎月割」、ソフトバンクが「月月割」です。本記事では、話の簡略化するために、これらの呼称を「端末購入補助」と統一します。

端末購入補助
端末購入補助とは、新しく端末を購入された方を対象に、ある一定額を毎月の利用料金から割引するサービスである。指定料金プランに加入するなどの条件がある。
 ただし、この「端末購入補助」にはちょっとした罠があります。下の図をご覧ください。

画像出典:NTTドコモ

 こちらは、「端末購入補助」の仕組みを図解したものです。ご覧の通り、この「端末購入補助」では、割り引かれているのが、購入する ”機種代金” ではなく、基本料金やデータ定額サービスなどの ”通信料金” であるということがわかります。
 そうなんです。端末購入の負担軽減を目的としたサービスなのですが、決して直接 ”機種代金” を割り引かれているのではないんです。
 つまり、機種代金は全額自己負担ということになります。「え?でも割引されているんじゃないの?」と思われますが、それはあくまで ”通信料金” を割引しているのです。

 でもやはり、携帯電話ショップで機種代金を確認すると、端末購入補助を適用させた割引後の価格で表記されています。これは ”実質価格” と呼ばれるものです。
 数年前まで、よく ”実質0円” というポスターが携帯電話ショップの入口に貼ってあったのをよく見かけました。実はあれも0円と言いながら、実際には機種代金(例:2,480円/月)を全額自己負担で支払っており、その機種代金と同じ額(例:-2,480円/月)を ”通信料金” から割引したただけなのです。
 厳密に言えば、支払先が同じでも通信料金と機種代金の契約自体は別々なのです。
 ここで、それの何が問題なの?という疑問が思い浮かびますが、購入して契約してから25ヶ月以降経過してれば特に問題はありません。ただし、途中で解約しようものなら、高額請求の恐れがあるのです。

「端末購入補助」 の罠!途中解約したら高額請求される仕組み

 では、なぜ途中で解約してしまうと、高額請求をされてしまうのか見ていきましょう。
 先程、端末購入補助は ”通信料金” を割引していると申し上げました。通信料金というのは、基本料金やデータ定額サービスのことです。つまり、この割引サービスの適用はキャリア(携帯電話会社)と通信の契約していることが前提となっており、契約していなければ、当然この割引サービスは受けられないわけです。
 もし、途中で解約してしまうと、その月で割引サービスは終了しまいます。ただ、解約したからといって、機種代金の支払いが完了したわけではありません。あくまで、支払先が同じでも通信料金と機種代金の契約自体は別々です。
 したがって、25ヶ月以内に解約した場合、多くの方は、機種代金を契約月の翌月を初回の分割支払い月とした24回払いの割賦契約を結んでいるため、必然的に残債(残りの支払額)が発生してします。
 ただ、この残債は端末購入補助を適用されない状態で支払わなければならないので、解約する前よりも、支払額が相対的に多くなり、場合によっては高額請求となるわけです。
 これが、”端末購入補助の罠” です。

端末購入補助と “一括0円” の違い

 端末購入補助と一括0円の違いは何なのでしょうか?
 違いは、「実質の0円」であるのか、それとも「真の0円」なのかです。真の0円というのは、機種代金が ”直接” 割引されているということです。
 つまり、本当にタダということになります。「だったら、初月だけ契約して即解約してやろう!」と思いがちですが、これにも落とし穴があります。
 実は、キャリアで一括0円で購入した場合も、通信サービスの契約が必要なのですが、短期間で解約されないように、契約の利用期間に応じて段階的な違約金制度が設けられています。
 例えば、契約月(初月)に解約すると違約金として7万円、そして契約期間が経過していくと同時に、毎月違約金の額が減額され、24ヶ月目になると違約金なしで解約できるようになるといった具合です。
 従って、「端末購入補助(実質0円)」と「一括0円」も罠があることに違いはないのです。

割引制度とは何なのか

 キャリアもビジネスなので、高額のスマートフォンを単に割引することはできません。キャリアが設けるこれらの割引制度は、通信サービスを一定期間の縛りを設けて利用してくれる見返りとして、提供しているサービスなのです。
 もし、総合的にコストを抑えたいので、あればSIMフリー版を一括購入して、格安SIMを契約することでしょう。ただし、初期の出費が大きくなることを留意しましょう。