自宅で本格カラオケ!?あの精密採点ができる「カラオケ@DAM」アプリをガチレビュー

突然ですが、皆さんは友人と一緒にカラオケに行く機会はありますでしょうか? カラオケが好きでよく行く!という方もいらっしゃれば、歌に自信がなくて何となく避けてきたという方もいらっしゃるかと思います。

ただやはり、部活やサークルに入れば仲間と歌う機会がありますし、社会人になれば同僚や上司、取引先の方と歌う機会が必ずやってくるでしょう。そんな時に、マイクを回されて歌えないとシラケてしまいますし、自分自身も楽しくありません。

できるなら歌は歌えておきたいもの! 最近は採点ゲームも充実しています。大勢の前で高得点を出せると気持ちいいですし、嬉しいですよね!

今回は、カラオケが好きな人も苦手な人も必見! 自宅で本格的な精密採点ができるカラオケアプリを紹介したいと思います。練習して高得点を目指しましょう!!

自宅で精密採点!そのアプリは「カラオケ@DAM」

今回ご紹介するのは、採点の精度が高く辛口採点で有名な第一興商の「DAM」を自宅で楽しめるアプリ、その名も「カラオケ@DAM」です。「カラオケ@DAM」では、マイクを用意するだけで13万曲以上配信されている楽曲をカラオケで歌うことができます。

今や、自宅でカラオケを楽しむことができるコンテンツはたくさんありますが、この「カラオケ@DAM」の最大の特徴は、カラオケ店に設置されている「DAM」と同じく「精密採点」を楽しむことができる点です

特徴
  • 約13万曲以上の楽曲が歌い放題!毎週約200曲の追加!
  • テレビでおなじみの「精密採点」が楽しめる!(詳細は後述)
  • 英語曲をネイティブライクに歌える新しいルビ表示「Nipponglish」が搭載!
こちらの「カラオケ@DAM」は、Windows10を搭載したPCやPlayStation 4、Xbox Oneにそれぞれ特化したアプリケーションの他、ウェブ版からはその他のWindows PCやMac、iPhoneやAndoridスマートフォンでも楽しむことができます。

ただし、ウェブ版はカラオケ映像の配信のみで、「精密採点」などのカラオケコンテンツは搭載されておりません。「精密採点」などのカラオケコンテンツは以下のデバイスのみに対応しています。

また、任天堂のWii UやNintendo Switchに対応していないのが残念ですが、今後に期待しましょう。

「精密採点」対応デバイス
  • Windows10を搭載したPC
  • PlayStation 4
  • Xbox One
そして料金の方ですが、歌い放題でなんと1ヶ月たったの1,080円です! …いや~安くないですか? カラオケボックスに行ったと考えればかなりお得ですよね!

また、デバイスによっては24時間プランや、さらにお得な1年プランもあります。ただし、ドリンクバーはついていませんのでご自身でご用意くださいませ(笑)

料金
  • 月額1,080円コース (Windows10版のみ)
  • 30日間利用チケット1,080円コース (PlayStation 4とXbox One)
  • 24時間利用チケット324円コース (PlayStation 4とXbox One)
  • 365日間利用チケット10,800円コース (PlayStation 4のみ)

「カラオケ@DAM」の導入方法!用意するものは?

さて、実際に「カラオケ@DAM」を導入していきましょう。今回はWindows版を例にご紹介していきます。

手順1:マイクを準備しよう

まずは、マイクを購入しましょう。「カラオケ@DAM」の開発元である第一興商の推奨マイクとして、株式会社ホリ製品より、USB経由の「カラオケ@DAM」専用マイクが用意されています。

もしくは、対応マイクとしてソニーのコンデンサーマイク「ECM-PCV80U」を使用することも可能です。こちらは、コンデンサーマイクにも関わらずコスパが良いため、ネットでは評価が高いマイクです。

専用マイクと同様USB経由ですが、マイクとの間に付属の「USB Audio Box」を接続することで、音の遅延軽減と音質の向上を図ることができるのが大きな特徴です。

ただし、「USB Audio Box」を使用するとPCの内蔵スピーカーから出力ができなくなってしまいますので、ステレオミニジャック(有線ケーブル)に対応した外部スピーカーを別途用意しましょう。

今回は専用マイクではなく、「ECM-PCV80U」を使用していきますので、詳しい接続方法は後述します。

手順2:アプリをインストールしよう

マイクの準備が整ったら、次はWindows10 (64bit)が搭載されたPCを用意しましょう。用意できたら、第一興商の公式ページから「カラオケ@DAM for Windows 10」アプリをダウンロードしてください。ダウンロードが完了したらウィザードに従ってインストール作業を行いましょう。

全てのインストール作業が終了したら、アプリを会員登録に入ります。「カラオケ@DAM」を楽しむには、「DAM★とも」アカウントが必要です。こちらは、第一興商が発行するアカウントで、カラオケボックスに行ってSmartDAMやデンモクでログインすることで点数を記録したり、録音や録画をしたりなど、DAM関連のサービスを利用する際に使います。

会員登録が済んだら、引き続き契約の手続きを行ってください。詳しい手順等は、こちらをご参考ください。

すべての手続き完了したら、導入は終了です。後は、一度アプリを終了してマイクを接続してから起動し直せば、歌い放題です!

補足:ソニーコンデンサーマイク「ECM-PCV80U」の接続方法

左から、付属の「USB Audio Box」、マイク本体、外部スピーカー

ソニーのコンデンサーマイク「ECM-PCV80U」を使用する場合は、上の画像のように接続します。PCに「USB Audio Box」を付属のUSBで接続し、マイクの図が示させれている差込み口の方に、マイク本体も付属の専用ケーブルで接続してください。

この付属の「USB Audio Box」を用いて接続した場合は、PC本体から音を出力することができなくなってしまうので、前述したような外部スピーカーが別途必要です。

外部スピーカーを「USB Audio Box」のAUDIO OUTと示されている方の差込み口に、以下のような別途購入したケーブルで接続してください。

実際に歌ってみた!カラオケボックスのDAMとの違い

早速、実際に歌って試してみたので、詳しいレビューをしていきたいと思います。こちらの画像をご覧ください。 こちらは、「カラオケ@DAM」のメイン画面になります。Windows 10版ですが、Play Station 4やXbox Oneも同様です。


まずは、曲の探し方から見ていきましょう。「カラオケ@DAM」では、曲名検索、歌手名検索、キーワード検索、新曲、そしてランキングから曲名を選択することができます。

カラオケボックスのように、ジャンル検索や、とりあえず300、あの頃・この頃といった多彩な検索手段は用意されていませんが、必要十分と言えるでしょう。

配信曲数は12万曲以上と、カラオケボックスにあるDAMの最新機種「LIVE DAM STADIUM (STAGE)」の20万曲以上と比べると見劣りしてしまいますが、メジャーな曲は大体配信されています。私が実際に試した感覚では、かなり昔の曲は少ないと感じました。

「カラオケ@DAM」で配信されている楽曲はウェブ版から検索して確認することができます(ただし、再生には契約が必要です)。

そして、配信曲の種類ですが、いわゆる打ち込みされたカラオケ音源の「通常曲」と通常曲をもっと忠実にした「良音」の2種類のみで、原曲とほぼ同じのオーケストラ演奏による「生音演奏」やCD音源の「まま音」、主旋律が省かれた「プロオケ」などの他バージョンはありません。

また、MVやライブ映像などの本人映像はほぼ皆無に等しく、メジャーな曲の本人映像はほとんど見かけません。これらは、おそらく著作権が関係していると思われます。

音質に関しては完璧です。ここは、さすがはDAM!と言ったところでしょうか。音源に関しては、カラオケボックスにあるDAMで配信されている「通常曲」「良音」と全く同じなので、家庭用カラオケだからと言って音質が特別に悪いわけではありません。

強いて言うなら、あとはスピーカー次第で多少変わってくるのではないでしょうか。

他にカラオケボックスのDAMと異なる点を上げるなら、テンポの変更ができない、ガイドメロディやガイドボーカルの音量調整ができない、などです。

精密採点の点数を上げていく上で、音程正確率は最も重要視されるポイントなので、練習の際に重宝されるガイドメロディ(主旋律)の音量を上げることができないのは、個人的に残念です。


肝心の「精密採点」に関してですが、「見えるガイドメロディー」と呼ばれる音程バーや、しゃくりやこぶし、フォール、ビブラートといった技法のカウント、五角形チャートによる分析など、カラオケボックスのDAMと遜色ない作りとなっています。ただし、採点精度は少し違う印象を受けます。

「精密採点」の精度はいかほど?カラオケボックスのDAMとどれほど違うのか?

もう少し「精密採点」について詳しく見ていきましょう。「カラオケ@DAM」に搭載されている「精密採点」は、カラオケボックスにある最新機種の一世代前にあたる「LIVE DAM (DAM-XG5000)」という機種に搭載されている「精密採点DX」をベースに作られており、正式名称はデバイスによって異なります。

Windows 10版は「精密採点Win10」、PlayStation 4版は「精密採点」、Xbox Oneは「精密採点ONE」と言い、LIVE DAMの「精密採点DX」をベースにしているとは言うものの、やはり精度を比較してしまうと、当然ですが「カラオケ@DAM」の方が劣っています。

また、採点方式も若干異なるため、同じように歌ってもカラオケボックスの「精密採点DX」と同じ採点結果にはなりません。

具体的に指摘していきますと、まず採点項目の1つである「ビブラート」における「タイプ」の検知能力が低いように思います。

例えば、「カラオケ@DAM」ではビブラートのタイプが比較的評価の高い「ボックス型 B-2」や「ボックス型 C-2」などと検知されるにもかかわらず、カラオケボックスのLIVE DAMの「精密採点DX」や最新版のLIVE DAM STADIUM (STAGE)の「精密採点DX-G」で同じようなビブラートを出すと、比較的評価の低い「ボックス型 A-1」や「ボックス型 A-2」と検知されるといった具合です。

ただ、もしかしたらこのあたりは使用しているマイクの性能差が影響していると言えるのかもしれませんが、個人的には明らかな違和感を感じます。


そしてもう一つは、「ビブラート」の「上手さ」評価が前述したカラオケボックスのDAMよりもかなり甘いと感じます。「カラオケ@DAM」、そしてカラオケボックスのDAMにおける精密採点シリーズでは、ビブラートの点数は「上手さ」のみで評価されます。

ビブラートの「上手さ」の評価基準は、1曲の間でかけるビブラートを毎回同じ「タイプ(=波形)」にできるか、ということです。例えば、「ボックス型 B-2」のビブラートを出そうと決めたら、その1曲の間で出すビブラートは、毎回「ボックス型 B-2」にするということです。

そうすると、ビブラートの「上手さ」評価が上がります。ここの上手さ評価の点数は、総合得点にかなり大きな影響を与えます。従って、上手さ評価の点数が高ければ高いほど、総合得点の点数を上がってくるので、非常に重要な項目と言えるでしょう。

ところが、「カラオケ@DAM」では、1曲の間に出すビブラートの波形がバラバラでもそこまで減点されなく、上手さ評価が甘いため、必然的にカラオケボックスのDAMよりも点数がかなり高く出てしまいます。

次に指摘していきたいのは「音程」の正確率についてです。カラオケ機器におけるDAMの特徴の1つに、とにかく音程が原曲に忠実であるということです。従って、総合得点に最も影響を及ぼすのは「音程」です。

「精密採点」の際は、「見えるガイドメロディー」と呼ばれる音程バーを参考に音を合わせていきます。少しでも音が外れると、バーに色がつかなかったり、「精密採点DX-G」では赤いバーが表示されたりなど、音程の練習には最適な機能です。

この音程バーも含めて「カラオケ@DAM」で実際に歌って気づいたのが、音程の正確率の検知が若干甘いかな?と感じました。詳しく申し上げますと、この「見えるガイドメロディー」では、1ページの最後にそのページ分における音程正確率の高さによって、キラキラを流します。


歌唱中に画面上部に表示される見えるガイドメロディー。原曲の音程に、あなたの音程を重ねて正確に歌えているかをわかりやすくしています。
そして時折、左から右に流れる星のキラキラも音程評価を表しています。青→赤→黄→虹色の順に良い評価となり、悪いときは表示されません。精密採点DX-Gで遊ぶときはこの星のキラキラにも注目して歌ってみましょう。
出典:DAM★とも

このキラキラの色ですが、同じ曲のある小節を同じ音程で歌っても、稀に「カラオケ@DAM」とカラオケボックスのDAMで一致しないことがあります。

つまり、同じ歌い方をしても、カラオケ@DAMの精密採点では虹の評価がされ、カラオケボックスの「精密採点DX」や「精密採点DX-G」では黄色や赤の評価になってしまうことが稀にあります。

でも本当に、わずかに、若干に、といったレベルだったので、大きな問題ではありません。少しあれ?と思ったくらいです。これも、使用しているマイクやスピーカーによる聞こえ方の違いの問題かもしれません。

最後は、採点方式についてです。カラオケボックスの「精密採点DX」や「精密採点DX-G」の総合得点に及ぼす各項目の配分は、「音程>表現力(抑揚)>ビブラート&ロングトーン(上手さ)>安定性>リズム」といった割合です。

ということは、「音程」の次に重要な項目は主に「抑揚」である「表現力」ということになります。この表現力は、95点以上を目指す上では必須の項目となり、コツを掴むまでに多くの人が苦労するポイントです。

ところが「カラオケ@DAM」では、この「表現力」があまり重要視されていないように感じました。こちらの画像をご覧ください。


総合得点が96点とかなり高得点を出せましたが、ご覧のように抑揚が中核部分である表現力の点数が77点と、総合得点の割にかなり低い点数となっています。

カラオケボックスの「精密採点DX」や「精密採点DX-G」において、この程度の点数であると、音程正解率が90%近く取れても総合得点で90点に届かない可能性があります。そういう意味では、総合得点はあまりあてにならないかもしれません。

総評

では、この「カラオケ@DAM」は、カラオケボックスのDAMの「精密採点DX」や「精密採点DX-G」で高得点を出すための練習に使えるのかというと、90点を少し超えるぐらいで良いのであれば、かなり使えます!!

ただ、95点以上や100点を目指したい方はやはり、直接カラオケボックスのDAMで練習する必要があります。言い換えるならば、同じDAMでも家庭用と業務用では厳密には異なり、最終的にはその機械に慣れる必要があるということです。

逆に採点ゲームはせずに、歌うことだけ楽しみたい!という方なら、カラオケボックスのDAMとほぼ変わりなく楽しめますので、ぜひおすすめします! 

歌いまくっちゃってください! ただしご近所に響かないようにご注意を(笑)