独学で合格できた!FP3級・2級の最適な勉強方法と教科書・問題集を紹介!

「FP資格を取りたいけど、勉強の仕方が分からない」「おすすめの教科書・問題集を知りたい」という方に必見!!  

本記事では、実際に私がFP3級・2級を受検をして一発合格を果たした経験をもとに、正しい勉強方法とおすすめの教科書・問題集を紹介していきたいと思います!

ちなみに、FP3級は「基礎的な問題」、FP2級は「応用的な問題」という違いのみですので、FP3級も2級も勉強方法は一緒です。

其の一:優秀な教科書・問題集を入手すべし!

勉強を始めるにあたって最も重要なこと、それは教科書・問題集選びです。教科書・問題集を選ぶというのは、いわば自分に最適なFPの ”先生” を探すということと同じ意味になります。

すなわち、教科書や参考書の質によって、今後の勉強のモチベーションを左右することになりますので、特に独学で勉強される方には極めて重要です。

実際に、書店やAmazon等で探すと、様々なFP技能士が執筆された数多く教科書や参考書があります。その無数の中から、私が特におすすめする教科書・問題集は、TAC出版より発行されている、滝澤ななみ先生の「みんなが欲しかった! シリーズ」です。

 このシリーズには、教科書・問題集を選ぶ上で基準となる以下の項目がすべて満たされています。

  • 簡単かつ口語チックに解説されていること
  • 脳裏に残りやすいフルカラー印刷であること
  • 図解やイラストによる丁寧な解説がされていること
  • 同じシリーズの問題集と細かくリンクしていること
「簡単かつ口語チックに解説されていること」これは必須項目です。金融といった複雑で難しい分野を堅苦しい文語体で書かれてしまっては、もう日本語として理解できずに眠くなります。ただの睡眠促進剤です。

この手の分野を一から勉強するには、できるだけ簡単な文章でかつ音読した時に、実際に語りかけられているような口語チックで書かれた教科書を選ぶことが非常に重要になります。これは、フルカラー印刷や図解やイラストによる解説でも同じことが言えます。単調な白黒文字ばかりよりも、カラフルな色使いとイメージしやすい図やイラストを用いることで、脳が刺激され、記憶の定着がしやすくなります。

また、問題集は教科書とリンクしているものが望ましいです。詳しいことは後述しますが、教科書と問題集がリンクされていると、勉強のしやすさが格段に違います。金融のことはさっぱり分からなかった私でも、実際にこの教科書・問題集を使ってしっかりと理解を深め、3級・2級とも無事に一発合格を果たすことができました。

其の二:教科書はとにかく音読!ただし一気読みは逆効果!

では、具体的な勉強法について解説していきます。まずは ”インプット”、すなわち教科書を熟読して脳に知識を入れていきましょう。このとき、必ず ”音読” をしてください。声に出して読むことは、単に目で文字を追っていく視覚だけではなく、口を動かし、そして耳で聞くといった様々な神経を使うので、脳が活発になり、暗記には有利な勉強方法です。また眠気防止にも役立ちます。

ただし、音読は黙読に比べて疲れやすいので、決して一気読みをしないようにしてください。それだけではなく、分厚いFPの教科書を一気読みしてしまっても、全て読み終えた頃には、最初の単元の内容はほぼ頭に残っていません。音読は各チャプター(単元)よりも更に細分化されたセクション毎に区切って読み、そのセクションを読み終えたら一度音読をやめて、読んだ範囲の部分をリンクされた問題集を使って、アウトプットをしていきましょう。

ここで言うセクションは、チャプターの中の「01 FPと倫理」や「02 ライフプランニングの手法」である。

其の三:問題集は1セクション毎に音読した後 ”すぐに” 解くべし!

問題集は、1セクション音読し終わったら、必ずその範囲の部分を ”すぐに” 解くようにしてください。なぜなら、勉強において一番大切なことは、覚えた知識を問題集などで吐き出す ”アウトプット” をしっかり実行することだからです。学習は「わかる」と「できる」の2種類に大別できます。

「わかる」というのは教科書を読んで内容を理解すること、「できる」というのは、実際に教科書の内容を吐き出して問題を答えられるということです。ですので、勉強は「わかる」ではなく、「できる」ようにならなければ意味がないのです。

ところが、人間は忘れる生き物です。いくら「『できる』ようになれ!」と言われても、そう簡単にはできません。下の図をご覧ください。 

画像出典:Wikipedia by Educ320

これは、かの有名な「エビングハウスの忘却曲線」です。この曲線は、人間はあるものを覚えてから20分が経過すると、そのうちの58%しか記憶に残らず、1時間が経つと44%しか記憶にない、すなわち半分以上のことは忘れてしまうということを示しています。

したがって、教科書を読んで「わかる」が達成できたら覚えているうちに、”すぐに” 問題集を解くというアウトプットの作業による復習をすることが大切です。エビングハウスによれば、復習を繰り返すことで、忘却を乗り越えることができるとしています。

ここで、前述した教科書と問題集のリンクの重要性が発揮されます。教科書と同じシリーズで出版されている問題集は、セクションの区切りやタイトル名が同じであるため、音読した後、迷わずに ”すぐに” 解き始めることができます。

例えば、教科書で「FPと倫理」というタイトルのセクションがあったとき、それにリンクされた問題集を使うと、同じ「FPと倫理」というタイトルのセクションで対応されている、といった具合です。インプットからアウトプットまでスムーズに学習できるため、効率性も上がります。

まとめますと、教科書を1セクション音読→問題集でそのセクションの問題を解く→また教科書に戻って次のセクションを音読→問題でそのセクションの問題を解く、というルーティンで学習するようにしてください。もし間違えたり、分からない問題があったら、問題の解答解説を熟読して、該当部分を教科書で読み直しましょう。時間がかかる勉強方法ですが、必ず記憶が定着していきます。

其の四:復習は正義!インプットとアウトプットは何周もすべし!

「エビングハウスの忘却曲線」理論からも復習は記憶の定着に極めて重要であると申し上げました。インプット(教科書を音読)とアウトプット(問題集を解く)をセクション毎に行って、1チャプターが終了したら、そのチャプターの全問題をもう一度最初から解きましょう。

同じ問題をもう一度解いて意味あるの?と思いがちですが、新しい問題に飛びつくよりも定着度が上がると言われています。また、同じ問題を改めて見直すことで、前回の自分の間違いを客観的に見ることができるため、同じミスをなくすこともできます。

最終的に一冊全て解き終わったら、インプット→アウトプットのルーティンをまたもう一周、いや何周もするようにしましょう。ただし、時間がない場合はスキップして、実際の試験を想定した問題集付属の過去問を解いてしまっても良いでしょう。答え合わせも問題集と同じように、間違いや分からない問題があれば、解答解説を熟読して、教科書を読み返してください。FPの受検がはじめての方は、時間配分を掴むために時間を計ってトライしてみましょう。

まとめ

  1. 教科書・問題集は「口語チックに書かれたもの」「フルカラー印刷」「図解・イラスト入り」「教科書と問題集はリンクしていること」の4項目が満たされているものにしましょう。私のおすすめは、滝澤ななみ先生の「みんなが欲しかった! シリーズ」です。
  2. 教科書を読むインプット作業は必ず ”音読” をしましょう。いろんな感覚神経を使って全身で覚えるのがポイントです。ただし一気読みではなく、1セクション毎に!
  3. 問題集を解くアウトプット作業は、教科書を1セクション音読したら ”すぐに” 解きましょう。必ず1セクション毎に、音読→解く→音読→解く、という方法で勉強することが大切です。
  4. インプット→アウトプットを何度も繰り返し、教科書・問題集は時間が許す限り何周もしましょう。記憶の定着には ”復習” が欠かせません!

最後に理想的な勉強期間ですが、これは人によって生活スタイルが異なり、1日に学習できる時間がどのくらい確保できるか分からないので、なんとも言えません。もし仮に、1日に6~8時間近く勉強する時間が取れるのであれば、FP3級なら最短1週間、FP2級なら最短2週間で合格できます。

ただやはり、余裕ある1ヶ月程度が理想的な勉強期間です。特にこれからCFPやFP1級などの上位資格を狙うなら、短期間がぱぱっと暗記するよりもじっくりと時間をかけて勉強するほうが長期的な記憶として望ましいでしょう。これから、FPを受検される方はぜひ参考にしていただければ幸いです。合格をお祈りしています!!